アンリアレイジ、森永邦彦氏による全国の連鎖校を繋げた配信セミナー


6月11日18時より、アンリアレイジデザイナー森永邦彦氏による、配信セミナーが開催されました。

アンリアレイジのコンセプトでもある、日常と非日常をテーマに、これまでの活動動画から始まったセミナーは、森永氏が初めて手掛けたパッチワークジャケットを紹介しながら“誰よりも手を動かせば、言葉を持たない服にもその思いを込められると信じて無数のピースで一着を作り上げていた”話や、その後手を動かすことをやめることで見えてきたのが“服の形状そのものを疑い始めたことで、誰にも似合わない服を目指した”話など、独自の着眼点から実現に至るまでの例をいくつも解説。

日常と非日常がふとしたときに入れ替わることが起きるのがファッションであり、枠にはまった考えからでは新しいものが生まれないこと、そして、そのためにも一つのことをやり続ける必要性などを話していただき、学生たちにとっては、とても刺激的な時間となりました。



この企画は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、例年のようにファッションを学べない学生たちのために、文化服装学院から森永氏にリモート講義を依頼したことが発端となってます。

この状況が原因でファッションを、自分の夢を諦める学生を救えるならと快諾いただいた森永氏と、今回の企画を繋いだ装苑編集長の児島が、この状況をポジティブに考え、リモートであれば全国の連鎖校に繋げるライブ配信にしたいと提案。

連鎖校協会を通じて全国40を超える学校に連絡し、希望する学生すべてがYouTubeライブで視聴できる企画となりました。



アンリアレイジのコンセプトでもある、日常と非日常をテーマに、これまでの活動動画から始まったセミナーは、森永氏が初めて手掛けたパッチワークジャケットを紹介しながら“誰よりも手を動かせば、言葉を持たない服にもその思いを込められると信じて無数のピースで一着を作り上げていた”話や、その後手を動かすことをやめることで見えてきたのが“服の形状そのものを疑い始めたことで、誰にも似合わない服を目指した”話など、独自の着眼点から実現に至るまでの例をいくつも解説。

日常と非日常がふとしたときに入れ替わることが起きるのがファッションであり、枠にはまった考えからでは新しいものが生まれないこと、そして、そのためにも一つのことをやり続ける必要性などを話していただき、学生たちにとっては、とても刺激的な時間となりました。


ヒロ・デザイン専門学校(熊本)


北海道文化服装専門学校(北海道)


金沢文化服装学院(金沢)



香蘭ファッションデザイン専門学校(福岡)


青森中央文化専門学校(青森)


大阪文化服装学院(大阪)


中部ファッション専門学校(愛知)


名古屋ファッション専門学校(名古屋)

また、後半は全国の学生からの質問を受け付け、ライブで受け答える試みを実施。東京の文化服装学院はもちろん、北海道文化服装専門学校、青森中央文化専門学校、金沢文化服装学院、名古屋ファッション専門学校、中部ファッション専門学校、大阪文化服装学院、香蘭ファッションデザイン専門学校(福岡)、ヒロ・デザイン専門学校(熊本)に在学中の生徒が参加。森永氏に直接質問を投げかけ、その場で回答をいただきました。参加した学生たちにとっては、夢のある、とても刺激的な時間となりました。

最後に森永氏は「ファッションを続けることで、色々な人たちとつながることが出来たので、やっててよかったと思っています。全国にこれだけのファッションを学びたい、という学生がいて、繋がって、必ず力になると思います。どうか続けてほしい。もし、今認められなくても、認めて、着てくれる人は必ずいます。だから、走り続けてほしいと思います」と語り、予定時刻を大幅に延長、二時間に渡るセミナーが終了となりました。

現在は森永氏が語るように、かつての非日常が日常になっていますが、この状況を理由に何かを諦めるのではなく、今を経験したからこそ生まれるファッションは必ずあるでしょう。それこそが新しい日常になるかもしれません。文化の連鎖校に通う生徒のみで4000人を超える学生が視聴しました。